Windows10にプレインストールされているメモ帳は使い易さを重視しているため、テキストエディタとしての機能の種類は絞り込まれています。そのため改行(改行コード)を置換する機能も実装されていません。
そこで、メモ帳で改行(改行コード)を置換したい場合はどうすればよいかですが、この記事では「マイクロソフト・ワードを使う方法」と「Webツールを使う方法」を紹介します。他のテキストエディタをインストールすることなく、改行(改行コード)を置換することができますので、是非参考にしてください。
マイクロソフト・ワードを使ってメモ帳の改行(改行コード)を置換する
ここでの解説で使用しているマイクロソフ・ワードは「Microsoft Word 2019」です。
マイクロソフ・ワードをお持ちでない場合は、次の章の「Webツールを使ってメモ帳の改行(改行コード)を置換する」をご覧ください。
STEP1:メモ帳を開く
STEP2:テキストをコピーする
メモ帳の左上にある①「編集」をクリックし、表示されたプルダウンリストの②「すべてを選択」をクリックします。
(ショートカットキーの「Ctrl+A」でもOKです)
再度、メモ帳の左上にある①「編集」をクリックし、表示されたプルダウンリストの②「コピー」をクリックします。
(ショートカットキーの「Ctrl+C」でもOKです)
STEP3:マイクロソフト・ワードを開く
マイクロソフト・ワードを立ち上げ、①「新規」の②「白紙の文章」を開きます。
STEP4:テキストを貼り付ける
ワードのタブの①「ホーム」をクリックすると、ホームのリボンが表示されます。リボン内の②「貼り付け」をクリックします。するとワード上に③テキストが貼り付けられます。
(ショートカットキーの「Ctrl+V」でもOKです)
STEP5:「検索と置換」を表示する
ワードのタブの①「ホーム」をクリックすると、ホームのリボンが表示されます。リボン内の②「編集」をクリックし、表示されたプルダウンリストの③「置換」をクリックします。
STEP6:改行(改行コード)を置換する。
ここでは改行(改行コード)を「,(カンマ)」に置換する例を紹介します。
「検索と置換」ウィンドウが開いたら、①「検索する文字列」に「^p」と記入します。「^p」は改行(改行コード)を意味します。
②「置換後の文字列」には「,(カンマ)」を記入し、③「すべて置換」ボタンをクリックします。
STEP7:改行(改行コード)が置換されたのを確認する
置換完了のメッセージが表示されますので、「OK」ボタンをクリックし、「検索と置換」ウィンドウを閉じます。
STEP8:テキストをコピーする
次は、置換したテキストをメモ帳で保存し直します。
ワードのタブの①「ホーム」をクリックすると、ホームのリボンが表示されます。リボン内の②「編集」をクリックし、表示されたプルダウンリストの③「選択」をクリック、④「すべて選択」をクリックします。
ワードのタブの①「ホーム」をクリックすると、ホームのリボンが表示されます。リボン内の②「コピー」マークをクリックします。
STEP9:メモ帳に貼り付ける
再びメモ帳に戻っていただき、メモ帳の左上にある①「ファイル」をクリックし、表示されたプルダウンリストの②「新規」をクリックします。
新規のファイルが開いたら、メモ帳の左上にある①「編集」をクリックし、表示されたプルダウンリストの②「貼り付け」をクリックします。
STEP10:メモ帳で保存する
メモ帳の左上にある①「ファイル」をクリックすると、プルダウンメニューが開きます。
②「名前を付けて保存」をクリックします。
保存先のウィンドウが開きます。保存先は適宜変更してください。
①適当なファイル名を付けます。
最後に②「保存」をクリックしたら、完了です。
これで改行(改行コード)の置換は完了です。
お疲れ様でした。
Webツールを使ってメモ帳の改行(改行コード)を置換する
下のフォームが改行(改行コード)を文字列等に置換するWebツール「改行置換フォーム」です。
「改行置換フォーム」の下に、当Webツールを使っての改行(改行コード)を置換する方法を解説していますので、ご覧ください。
改行置換フォーム
STEP1:メモ帳を開く
STEP2:テキストをコピーする
メモ帳の左上にある①「編集」をクリックし、表示されたプルダウンリストの②「すべてを選択」をクリックします。
(ショートカットキーの「Ctrl+A」でもOKです)
再度、メモ帳の左上にある①「編集」をクリックし、表示されたプルダウンリストの②「コピー」をクリックします。
(ショートカットキーの「Ctrl+C」でもOKです)
STEP3:改行置換フォームにテキストを貼り付ける
改行置換フォームの「置換元のテキスト」の中にカーソルを置き、キーボードのショートカットキー「Ctrl + V」でテキストを貼り付けます。
STEP4:改行(改行コード)を置換する
ここでは改行(改行コード)を「,(カンマ)」に置換する例を紹介します。
①「置換文字」に「,(カンマ)」を記入し、②「置換実行」ボタンをクリックします。
③改行(改行コード)が「,(カンマ)」に置換されました。
STEP5:テキストをコピーする
次は、置換したテキストをメモ帳で保存し直します。
STEP6:メモ帳に貼り付ける
再びメモ帳に戻っていただき、メモ帳の左上にある①「ファイル」をクリックし、表示されたプルダウンリストの②「新規」をクリックします。
新規のファイルが開いたら、メモ帳の左上にある①「編集」をクリックし、表示されたプルダウンリストの②「貼り付け」をクリックします。
STEP7:メモ帳で保存する
メモ帳の左上にある①「ファイル」をクリックすると、プルダウンメニューが開きます。
②「名前を付けて保存」をクリックします。
保存先のウィンドウが開きます。保存先は適宜変更してください。
①適当なファイル名を付けます。
最後に②「保存」をクリックしたら、完了です。
これで改行(改行コード)の置換は完了です。
お疲れ様でした。
メモ帳のその他の使い方
メモ帳で文字コードを確認・変更する
メモ帳は初心者向けに提供されたテキストファイル用のテキストエディタですが、文字コードを確認できるだけでなく、一般的な日本語文字コードであれば変更(変換)することもできます。
以下の記事では、それぞれの手順を解説します。
メモ帳のテキストをPDFに変換する
Windows10から仮想プリンター「Microsoft Print to PDF」が標準装備されましたので、メモ帳のテキスト文章をPDFに変換するのがとても簡単にできるようになりました。
以下の記事では、メモ帳からPDF出力の手順を解説します。
文字化けしたメモ帳のテキストをブラウザーで変換する
メモ帳でテキストファイルを開くと「文章が全て文字化け」ということがあります。メモ帳の機能だけでは文字化けを解消することはできませんが、ブラウザーを使うと解決できる場合もあります。
以下の記事では、メモ帳とブラウザーを使って文字化けを解消する手順を解説します。
メモ帳で作ったCSVファイルをエクセルで開く
CSVファイルをエクセルで開くと文字化けすることがあります。CSVファイルはテキストファイルですから、メモ帳でも編集することができます。したがって、CSVファイルの文字化けをメモ帳でも解決することができるのです。
以下の記事では、エクセルで文字化けしたCSVファイルをメモ帳を使って解決する手順を解説します。
もし、改行が置換されない時は「検索と置換」ウィンドウ内の①「オプション」をクリックし、②「あいまい検索」がチェックされていないことを確認してください。