【恵方巻き】2021年節分当日だけでなくいつ食べても良い理由

【恵方巻き】2020年節分当日だけでなくいつ食べても良い理由

恵方巻きパーティーやお昼の食事会で幹事を任され、日取りを節分当日に合わせた方がよいのか悩んでいませんか。

「恵方巻き」は節分“2021年2月2日(火)”の夜に、恵方の方角(2021年は“南南東”)に向いて無言で食べるのが、一般的に言われている作法です。

必ずしもこの作法にとらわれる必要はありません。この記事では、恵方巻きを節分以外の日に食べても差し支えない理由を解説します。

恵方巻きはいつ食べても良い理由

恵方巻きを節分に食べるというのは時期的な目安で、実際は節分の前後3日~1週間程度の間に食べても何ら差し支えはありません。

理由その1
恵方巻きを節分に食べる起源や由来ははっきりと分かっていない。
恵方巻きの起源は「大阪花街起源説」や「鮨業界広告チラシの花柳界起源説」など複数の説があり、どれも信憑性を欠いていることから、定説にはなっていません。

また、大正時代以前に節分に太巻きを食べる風習が残っているという史実も見つかっていないため、現状では古くからの風習、習わしとは言い切れないでしょう。

 

理由その2
神様は寛大で細かい作法の区別なく願いごとは聞いてくれる
日本の神様は決まった作法をしないと、ご利益をいただけない、願い事を聞いてくれないといったことはありません。

例えば、正月の初詣は「三が日」や「松の内」までに行くのがよいとされていますが、実は特に決まりがあるわけではありません。「松の内」は関東では1月7日、関西では1月15日までと地域によっても違いますし、それを過ぎても初詣の飾りをしている神社仏閣はたくさんあります。
いつ詣でるかよりも、参拝することが大事なのです。

京都の神泉苑では「歳徳神恵方廻し」という儀式を大晦日(12月31日)に行います。この儀式は恵方となる歳徳神が居る場所が毎年変わるため、その方向に向かってお参りできるように社殿を回すのです。
ただ、神様の1年の節目は立春になるので、恵方が変わるのも立春になります。
つまり、神様がいつ、どこにいるのかが重要ではなく、お参りすることが重要なのです。

 

理由その3
食品ロスが増えるのは神様も喜ばない

毎年、恵方巻きの食品ロスが問題になっています。食材が多いため日持ちしなかったり、飼料に使うことができなかったりと理由は様々ですが、節分にしか食されないことも一つの要因になっています。
恵方巻きを売る側からすると「売り切れが続出すれば消費者からのクレームや、競合他社に消費者が流れることも予想される」と考え、「一日限り」の需要を読み切るのも限界があるそうです。

食品ロスのことを考えると、消費者の意識も変わらないといけないでしょう。節分の前後数日の間に恵方巻きを食した方が、ご利益があるかもしれません。

結論
恵方巻きは節分に食べることが重要なのではなく、みんなで楽しく食べることの方が大切です。食べる時期はあくまでも目安であって、節分の前後であれば何ら差し支えありません。

恵方巻きを一口で一気に食べられないのであれば、切ってもらえば良いですし、黙って食べると楽しくないなら、おしゃべりしながら食べれば良いです。

みんなで無理なく、楽しみましょう。

節分は年によって日付が変わる

「節分は2月3日」と思っているかもしれませんが、実は年によって変わります。
1985年から2020年までの35年間は“2月3日”だったので、「節分は2月3日」と決めつけても無理はありません。

下に1900年から2100年までの節分の日付を抜粋しました。

1900年から2020年までの節分の日付

1900年2月3日
1901年2月3日
1902年2月4日
1903年2月4日
1904年2月4日
1905年2月3日
1906年2月4日
1907年2月4日
1908年2月4日
1909年2月3日
1910年2月4日
1911年2月4日
1912年2月4日
1913年2月3日
1914年2月4日
1915年2月4日
1916年2月4日
1917年2月3日
1918年2月3日
1919年2月4日
1920年2月4日
1921年2月3日
1922年2月3日
1923年2月4日
1924年2月4日
1925年2月3日
1926年2月3日
1927年2月4日
1928年2月4日
1929年2月3日
1930年2月3日
1931年2月4日
1932年2月4日
1933年2月3日
1934年2月3日
1935年2月4日
1936年2月4日
1937年2月3日
1938年2月3日
1939年2月4日
1940年2月4日
1941年2月3日
1942年2月3日
1943年2月4日
1944年2月4日
1945年2月3日
1946年2月3日
1947年2月4日
1948年2月4日
1949年2月3日
1950年2月3日
1951年2月4日
1952年2月4日
1953年2月3日
1954年2月3日
1955年2月3日
1956年2月4日
1957年2月3日
1958年2月3日
1959年2月3日
1960年2月4日
1961年2月3日
1962年2月3日
1963年2月3日
1964年2月4日
1965年2月3日
1966年2月3日
1967年2月3日
1968年2月4日
1969年2月3日
1970年2月3日
1971年2月3日
1972年2月4日
1973年2月3日
1974年2月3日
1975年2月3日
1976年2月4日
1977年2月3日
1978年2月3日
1979年2月3日
1980年2月4日
1981年2月3日
1982年2月3日
1983年2月3日
1984年2月4日
1985年2月3日
1986年2月3日
1987年2月3日
1988年2月3日
1989年2月3日
1990年2月3日
1991年2月3日
1992年2月3日
1993年2月3日
1994年2月3日
1995年2月3日
1996年2月3日
1997年2月3日
1998年2月3日
1999年2月3日
2000年2月3日
2001年2月3日
2002年2月3日
2003年2月3日
2004年2月3日
2005年2月3日
2006年2月3日
2007年2月3日
2008年2月3日
2009年2月3日
2010年2月3日
2011年2月3日
2012年2月3日
2013年2月3日
2014年2月3日
2015年2月3日
2016年2月3日
2017年2月3日
2018年2月3日
2019年2月3日
2020年2月3日

 

2021年から2100年までの節分の日付

2021年2月2日
2022年2月3日
2023年2月3日
2024年2月3日
2025年2月2日
2026年2月3日
2027年2月3日
2028年2月3日
2029年2月2日
2030年2月3日
2031年2月3日
2032年2月3日
2033年2月2日
2034年2月3日
2035年2月3日
2036年2月3日
2037年2月2日
2038年2月3日
2039年2月3日
2040年2月3日
2041年2月2日
2042年2月3日
2043年2月3日
2044年2月3日
2045年2月2日
2046年2月3日
2047年2月3日
2048年2月3日
2049年2月2日
2050年2月3日
2051年2月3日
2052年2月3日
2053年2月2日
2054年2月3日
2055年2月3日
2056年2月3日
2057年2月2日
2058年2月2日
2059年2月3日
2060年2月3日
2061年2月2日
2062年2月2日
2063年2月3日
2064年2月3日
2065年2月2日
2066年2月2日
2067年2月3日
2068年2月3日
2069年2月2日
2070年2月2日
2071年2月3日
2072年2月3日
2073年2月2日
2074年2月2日
2075年2月3日
2076年2月3日
2077年2月2日
2078年2月2日
2079年2月3日
2080年2月3日
2081年2月2日
2082年2月2日
2083年2月3日
2084年2月3日
2085年2月2日
2086年2月2日
2087年2月3日
2088年2月3日
2089年2月2日
2090年2月2日
2091年2月2日
2092年2月3日
2093年2月2日
2094年2月2日
2095年2月2日
2096年2月3日
2097年2月2日
2098年2月2日
2099年2月2日
2100年2月3日

 

季節は立春から始まり、節分は立春の前日と決まっています。
立春は「二十四節気」で決められていますが、この「二十四節気」は太陽と地球の位置関係で定められています。太陽と地球という自然の周期を基にしていることから、日数と時間が多少ずれることがあり、それを調整するために立春の日付が1日だけ前後する年ができるのです。

【恵方巻き】2021年の節分ではなく、いつ食べてもよい! / まとめ

恵方巻きは必ずしも節分にだけ食べるということはありません。

2019年の節分は日曜日だったこともあり、私の知人は2月1日(金)に会社の同僚とランチ会で恵方巻きを食べたそうです。

クリスマス前にクリスマスパーティーを開くこともあれば、バレンタインデーが過ぎてもチョコレートを渡すこともあります。

節分の前後に、みなさんで恵方巻きを楽しく食べましょう。

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石上 ミツトシ(ISHIKAMI Mitsutoshi)
東京都在住、アラ50、ITエンジニアの石上ミツトシです。 50歳手前で在宅勤務を選択し「妻が働きに出て、夫が家を守る」プチ主夫を体験中。 暮らしの中で”はたと”気づいたことや疑問をこのブログに書き留めています。