父親であり夫である私が中学受験に反対だった7つの理由

教育

私は息子が小学6年生の夏ぐらいまで、息子の中学受験には反対(消極的)でした。したがって、わが家の中学受験の発起人は妻です。

地方出身の妻が大学受験の予備校に通うために東京に出てきた時、「なんて東京の子は勉強しているのか。勉強する環境が地方とは全然違う」と非常に驚いたそうです。

現在では首都圏に暮らし、息子には良い教育環境で勉強をしてもらいたいという願いから、中学受験の話をするようになったようです。

私も地方出身者ですから、都市部と地方との教育環境の違いは羨ましく思いましたが、私には息子に中学受験をさせるまでの動機を見つけることはできませんでした。
(最終的には息子と一緒に合格を目指していましたが...。)

ここでは、私がなぜ中学受験に反対(消極的)だったかを書いていきます。

理由1:公立中学校ではダメでしょうか。

私は地方出身で小中高と地元の公立校に通い、大学は東京の私立校を出ました。中学校では時々校内で警察と生徒が追い掛けっこしていたこともありましたが、そういう環境を経験することも多様性を育めるのではないかと考えていました。

さまざまな家庭の事情や境遇をもった子どもたちと出会うことで、社会の多様性や思いやりを学び、それが社会に出た時に大いに役立つものなのです。

理由2:やらされる勉強では意味がない。

自分からやる気をださないで、やらされる勉強では意味がありません。

しかし、息子はまだ小学生で、しかも勉強が好きでもないのに自分から進んで机に向かうとは思えませんでした。それがいけないという訳ではなく、それが普通の小学生だから当然です。

そのような小学生を中学受験に向かわせるためには、どうしても勉強を親が“やらせる”ことになります。

やらされた勉強は身に着かず、すぐに忘れますし、ひどい時には勉強嫌いになる可能性もあります。

ある程度勉強を強要することになりますから、親の叱責や親子げんか、さらには親子の関係性を悪くすることにもなりかねません。

自分から勉強ができるようになる、自分の進む道の判断ができるようになる中学生になってから受験した方が、本人のためになるのではないでしょうか。

理由3:学歴社会といえども中学受験は必要か。

現代は学歴社会と言われますが、それは大手企業や国家公務員、一部の職種に就くために必要な経歴だと私は考えています。それに学歴を問われるのは、ほとんどが大学です。学歴の必要な職に就きたいのであれば、大学受験で頑張ればよいというのが私の考えです。

好きでもない勉強に時間を費やして中学受験するよりは、スポーツや音楽、絵画、将棋など子どもの可能性を見つけるために様々な経験をさせ、子どもの将来の夢や目標を見つけることの方が先だと思います。

子どもが夢や将来の目標を持てれば、そのために勉強が必要であれば、自然と勉強するようになり、そのために受験をしないといけないのであれば、受験勉強をするようになります。

理由4:中学受験をするメリットに魅力を感じない。

ネットで見たり、中学受験経験者の方の話を聞いたりした中学受験のメリットとは、

  • 難関私立大学に推薦入試で進学できる。
  • 高校受験がないので6年間で大学受験に備えられる。
  • 塾に通う必要がない。
  • 素行不良の生徒が少なく、悪影響により大きく道を踏み外すリスクを減らせる。
  • 授業レベルが公立よりも高く、学力の高い同級生との競争心で、勉強や志望校に対する目標が高くなる。

等々...。

どれも大学受験を見据えたものばかりです。他にもあるとは思いますが...。

大学受験だけを考えるのであれば、それこそ高校に入ってからでも十分ではないでしょか。

それに、学校は勉強だけではなく、社会に参加していくための手助けになったり、努力や我慢の大切さを知る場所、人間形成の場所だったりしますが、メリットの点であまりこのようなことが論じらることが少ないように感じます。“息子に中学受験をさせたい”と思わせる理由、動機を見つけられませんでした。

理由5:第一志望校に合格できるのは3割だけ。

中学受験は高校受験と違って、比較的勉強ができる子どもしか受験しません。小学校で習う内容よりもかなり難しい学習内容となるため、勉強についていけるかどうか心配ですし、途中で勉強嫌いになる不安もあります。

そのような状況の中で年々受験者数は増えていると言われ、私立校は偏差値でかなり振り分けられると言われても、第一志望校に合格できるのは3割程度と聞きます。

受験勉強をした過程が大事かもしれませんが、「第一志望校合格が3割」と聞くと、親も子どももかなりの覚悟が必要です。小学生に3割しか合格できない覚悟は迫れれるでしょうか。

理由6:子どもに夜まで塾通いさせる是非。

子どもに夜まで塾通いをさせて、そこまで負担をかけてよいものでしょうか。“塾弁”を持たせ、家族と一緒に食事もできず、睡眠時間も減り、小学生には非常に酷な生活を強いることになります。

また、小学6年生になると、塾の授業数や試験も増え、塾以外の習い事を辞めさせなくてはいけません。サッカーや野球などのスポーツは高学年になると試合の出場機会も増えますし、ピアノやエレクトーンなどは発表会の数も増えます。これからという時につらい判断になります。

このような勉強漬けの生活に、子どもは息切れしないか心配になります。

理由7:共働き家庭では難しい。

これは親のかってな言い訳になりますが、両親はフルタイムの共働きだったので、受験のサポートがどこまでできるのかが疑問でした。中学受験は「親子の受験」と言われるように親のサポートがなければ難し受験だと聞きます。

しかし、共働き家庭では十分なサポートは難しいでしょうから、子どもが自主的に勉強ができるようにならないといけないでしょうし、甘えん坊の息子がそこまで自ら勉強をするようになるものかは難しい判断になります。

したがって、中学受験は勉強好き、自分から机に向かえる一部の子どもたちと親が子どものサポートができる家庭が受けるものだと考えていました。

まとめ

ここに書いた中学受験反対の理由は、私があまり調べもせず、自分の経験則で考えていたことであり、世間一般的に耳にする内容と共通する点が多いです。

最終的には息子と一緒に受験合格を目指すことになりましたが、受験を終えた今でも、100%中学受験賛成派になったという訳ではありません。ある条件、準備が揃えば中学受験も“あり”かなと思えるようなったということです。
(中学受験の条件や準備については、このあと書きたいと思います)

世の中のお父さんの中には私のように、自分自身の経験だけ、一部の偏った方の話を聞いただけで、一方的に“中学受験反対”と言われている方もいらっしゃると思います。

一度、中学受験に賛成、反対の両意見を真剣に調べたり、見聞きして、中立的に考えてみてはどうでしょうか。まるっきり賛成に変わることはなくても、自分が考えていた世界とは違う世界が見えてくると思います。

私の妻は「お父さん(私)が、息子の勉強を見てくれたから、志望校に合格できた」と言ってくれます。実際には、私が勉強を教えられるわけでもないので、勉強の時間管理や志望校の入試対策、問題分析等をしただけです。

しかし、両親がともに応援しているということが、子どもにとって非常に心強く感じ、モチベーションを上げる要因にもなっていたのは、息子を傍で見ていて感じました。そして、志望校合格への確率を高めたことは間違いないでしょう。

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