Excel(エクセル)でCSVファイルを開くと、数字だけが「1.23E+12」のようなおかしな文字に化けたり、先頭の「0(ゼロ)」が消えたりして、お困りではないでしょうか。
この記事では、正しい数字でCSVファイルを開く方法を解説しています。ぜひ参考にしてください。
※ 解説で使用しているソフトは、Windows10 と Excel 2019 です。
Excel(エクセル)でCSVの数字が「おかしな文字に化ける」「0(ゼロ)が消える」ときの対処法
下図はExcel(エクセル)でCSVファイルを開いたところです。
① JANコードが「1.23E+12」のようなおかしな文字に化けていたり、②郵便番号の先頭の「0(ゼロ)」が消えていたりするのが分かります。
それではCSVファイルの数字が正しい状態でExcel(エクセル)に取り込む方法を紹介します。
STEP1:Excel(エクセル)を立ち上げます
まずはExcel(エクセル)を立ち上げます。
デスクトップ左下にある①「スタート」ボタンをクリックすると、アプリのメニューが開きます。
② メニューを下スクロールして、「Excel」を探します。
現れた③「Excel」をクリックしてください。
Excel(エクセル)が立ち上がりました。
STEP2:CSVファイルを開きます(インポート)
ツールバーの①「データ」をクリック、②「テキストまたはCSVから」をクリックします。
ファイル選択ウィンドウが開きますので、①CSVファイルを選択し、②「インポート」をクリックします。
インポートダイアログが開きます。数字がおかしな文字に化けていたり、先頭「0」が消えていたりしているのが確認できます。
STEP3: データ型検出で「データ型を検出しない」を選択 します
ダイアログ右上の①「データ検出」をクリックします。
② 「データを検出しない」を選択します。
①正しい数字が表示されていることが確認できましたら、②「データの変換」をクリックします。
STEP4:Excel(エクセル)シートに読み込みます
次にPower Query エディター が開きます。
① 「閉じて読み込む」をクリックします。
Excel(エクセル)のシートにCSVファイルのデータがテーブル化された状態で読み込まれました。
STEP5:書式の「表示形式」を設定します
ここではJANコードを例に、書式の「表示形式」を設定する手順を紹介します。
① JANコードの値を選択します。
② ホームタブをクリックします。
「数値の書式」の③「表示形式」をクリックします。
入力対象のセルを選択する際(①の操作)、ここでは3行分のセルを選択していますが、選択対象のセルが多い場合は列選択(上の図では「A列」)しても大丈夫です。
① 書式の「表示形式」で①「数値」を選択します。
STEP6:正しく表示されていることを確認して完了です
表示上は正しく表示されていたので、見た目は何も変わりません。
JANコードをダブルクリックしてエンターをしても、おかしな文字に化けなければ、完了です。
Excel(エクセル)でCSVの数字が「おかしな文字に化ける」「0(ゼロ)が消える」ときの対処法 / まとめ
CSVファイルにはデータの属性や書式の情報を保持していません。一方で、Excel(エクセル)はデータを表示するための属性や書式の情報が必要です。そのため、CSVファイルをExcel(エクセル)に取り込む際には、属性や書式などの情報を指定する必要があるわけです。
今回紹介したCSVファイルのExcel(エクセル)への取り込み方法は、関数や難しいマクロは使わないので、初心者でも手順さえわかれば操作できます。ぜひ試してください。
CSVファイルをExcel(エクセル)に取り込む際、数字だけがおかしくなるのではなく、全てのデータがおかしな文字に化ける場合は、”CSVがExcel(エクセル)で文字化け!初心者でも一発解決“の記事をご覧ください。
この後、必ず次の章で述べる各セル書式の「表示形式」を設定してください。