徒歩1キロにかかる所要時間(何分)の基準を3つの観点から紹介

徒歩1キロにかかる所要時間(何分)の基準を3つの観点から紹介

徒歩で1キロ(km)歩くのにかかる所要時間(何分)は、

徒歩1キロ(km)⇒ 12分30秒

が、世間一般的な目安としてよく使われます。これは不動産業界で使われる目安です。

この記事では徒歩1キロ(km)になかかる時間の目安を「不動産業界で使われる目安」、および「年齢、性別ごとの目安」、「筆者が実際に歩いて計測した目安」の3つの観点から紹介します。個人差のある目安ですが、この3つの観点を理解すれば、ご自身の状況に近い目安がお分かりになるはずです。

また、徒歩での距離(何km)に応じてかかる所要時間(分)を算出する計算機も用意しています。年齢別、性別ごとに計算でき、ご自身により近い所要時間の目安が分かります。是非ご利用ください。

▼ 徒歩でかかる所要時間の計算機

 

不動産業界で使われる距離と所要時間の目安

よく不動産屋さんで「駅から○○分」と書かれているのを見ますが、これは不動産業界で決められている基準の分速80メートル(m)で計算されています。これを時速に換算すると、時速4.8キロメートル(km)になります。

これは不動産の広告に関する不動産業界の約束事として政府(公正取引委員会)が正式に認定した「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」によって定められています。

〔各種施設までの距離又は所要時間〕
(8) 道路距離又は所要時間を表示するときは、起点及び着点を明示して表示すること(他の規定により当該表示を省略することができることとされている場合を除く。)。
(9) 団地(一団の宅地又は建物をいう。以下同じ。)と駅その他の施設との間の距離又は所要時間は、それぞれの施設ごとにその施設から最も近い当該団地内の地点を起点又は着点として算出した数値を表示すること。ただし、当該団地を数区に区分して取引するときは、各区分ごとに距離又は所要時間を算出すること。
(10) 徒歩による所要時間は、道路距離80メートルにつき1分間を要するものとして算出した数値を表示すること。この場合において、1分未満の端数が生じたときは、1分として算出すること。
(11) 自転車による所要時間は、道路距離を明示して、走行に通常要する時間を表示すること。

※ 引用元
不動産の表示に関する公正競争規約施行規則第10条(10)
不動産公正取引協議会連合会 公正競争規約の紹介

この規約に照らして、徒歩1キロ(km)の所要時間を算出すると、

徒歩1キロ(km) = 1,000m ÷ 80m/分 = 12分30秒

となります。

年齢、性別ごとの距離と所要時間の目安

少し前の資料になりますが、年齢、性別ごとにどれくらいの速度で歩いているのかを示しているのが下記の表「通常方向速度」です。通常歩行とは「お出かけの際に駅まで歩く」や「通勤で歩く」など日常生活で無意識に歩く速度のことです。

▼ 通常歩行速度
年齢 歩行速度(m/分)
男性 女性
0-4 59.0 54.2
5-9 59.2 64.9
10-14 66.5 79.1
15-19 91.6 72.0
20-24 87.6 74.1
25-29 85.2 74.2
30-34 95.5 72.2
35-39 85.3 67.2
40-44 82.3 71.0
45-49 82.5 78.6
50-54 77.8 67.2
55-59 72.6 63.5
60-64 70.1 59.2
65-69 63.8 59.8
70-74 60.7 55.0
75-79 54.5 50.7

上記表を見ると、当たり前のことですが、年齢、性別によってかなりの差があることが分かります。

そこで成人20~50歳の平均歩行速度を見てみると、男性の平均歩行速度は“86.4m/分”女性の平均歩行速度は“72.9m/分”となります。

この平均歩行速度に照らして、徒歩1キロ(km)の所要時間を算出すると、

成人男性の徒歩1キロ(km) = 1,000m ÷ 86.4m/分 ≒ 11分30秒
成人女性の徒歩1キロ(km) = 1,000m ÷ 72.9m/分 ≒ 13分40秒

となります。

世間一般的に使われている不動産屋さんの基準である「80m/分」と比べると、成人男性は「80m/分」よりも早く歩き、成人女性は「80m/分」よりも遅く歩くことになります。

つまり、不動産屋さんの基準である「80m/分」は成人男女の平均歩行速度に近いとも言えます。

筆者が実際に歩いて距離と所要時間を計測

筆者が実際に歩いて、距離と所要時間を計ってみました。下の表は筆者が3回に分けて、それぞれ異なる距離、時間を計測したものです。また、参考のために筆者のパーソナルデータも記載しておきます。

▼歩行3回の計測結果
* 距離
(km)
時間
(分)
1回目 4.5 54
2回目 7.2 83
3回目 11.8 141
23.5 278
※ 時間は秒を切り上げています。信号待ちや踏切待ちの時間も含まれています。


▼ 筆者のパーソナルデータ
・身長・・・176cm
・年齢・・・50歳代前半
・性別・・・男性
・スポーツ歴・・・大学生時代に球技の体育会所属
・歩幅・・・77cm

実際に計ってみた筆者の歩行速度は、

23,500m ÷ 278分 = 84.5m/分

でした。

この歩行速度に照らして、徒歩1キロ(km)の所要時間を算出すると、

徒歩1キロ(km)= 1,000m ÷ 84.5m/分 ≒ 11分50秒

となります。

世間一般的に使われている不動産屋さんの基準である「80m/分」と比べると、筆者は「80m/分」よりも早歩きとなります。

上の通常歩行速度の表と照らし合わせると、40歳前後の男性の歩行速度に近い数値と言えます。

3つの観点からのまとめ

以上のように、徒歩で1キロ(km)歩くのにかかる所要時間(何分)は、

・男女の平均的な所要時間=12分30秒
・男性の所要時間=11分30秒
・女性の所要時間=13分40秒

のようにまとめられました。

ネット等では不動産業界での基準である「分速80メートル(m)」は「女子がハイヒールを履いて歩いた速度」と書かれていたりしますが、それにしては少々早歩きではないかと個人的には思っています。

Google マップや地図・道案内アプリでも概ね「分速80メートル(m)」を基準に距離と所要時間を計算しているようです。これらのソフトやアプリは信号待ちや坂道なども考慮されていると言われています。

不動産業界での基準である「分速80メートル(m)」は、ほぼ正しい基準で、男性はこれより少し早く、女性はこれより少し遅く時間がかかると覚えておけば良いでしょう。

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