わが家でも中学生になった息子にスマートフォンを与えることにしました。もちろん「LINEグループいじめ」や「中高生のスマホ依存症」など、心配になります。
そこで、わが家でもスマホを使う上でのルールを決めました。そのルールを息子に説明しながら、スマホの危険性や社会問題についても話し合い、スマホの良いところ、悪いところをしっかりと理解した上で、利用してもらうことにしました。
わが家で決めたルールをまとめましたので、興味のある方は参考にしてください。
わが家のスマホ・ルール
1. 前提
わが家ではスマートフォンの所有者は親であり、あくまでも電話、LINE等の連絡用としてスマートフォンを息子に与えました。
スマホを与えた時点で使えるアプリは、“電話”、“LINE”、“ブラウザ”、“カメラ”、“アルバム”、“ゲーム1つ”と、地図やお天気、乗換案内などの生活に役立つアプリだけです。
“YouTube”や“LINE”以外のSNSは禁止にしています。依存性が高いのと思ったようなフィルタリングができないためです。Eメールについては禁止にしていますが、まだ息子の周りで利用されていないので、息子からの要望がないという状況です。
2. 学校での扱い
息子の通っている中学校はスマートフォンの持ち込みは禁止されているので、この項目は必要ないのですが、念のため書いておきました。
学校には公衆電話が設置されているので、テレホンカードを持たせています。
3. 利用時間
平日の朝は、ただでさえ時間がないのに、そんな時にスマホをいじっていたら学校に遅刻したり、親子喧嘩が勃発したりします。朝はスマホに触らないようにしています。
4. 利用方法
スマートフォンは常に家族の目の届くところに置くようにしています。いつ使っているかが分かります。
5. LINE
LINEに頼りすぎない、宿題や勉強の質問のために使わないこと。「あとでLINEで聞けばいいや」になるといけません。学校でしっかり聞く、メモを取る、友達と直接「会話」をすることを大事にしてください。
スマートフォンは便利な道具ですが、頼りすぎると人間力が育ちません。不便さを克服することが人間の成長を促します。便利だからと言って、使い過ぎには注意しないといけません。
6. 友達登録
“ID検索”や“友達の自動追加”等の設定を無効にしていても、便利だからといって自分で有効にしてしまう可能性があります。セット上で知らない人とつながることが危険なことを教える必要があります。
7. 文章のチェック
相手の顔が見えないと、いつもは言えないようなこともつい書いてしまうことがあります。それがネガティブなことだとトラブルに発展することもあります。送信する前に必ず書いた文章をチェックする習慣を身に着ける必要があります。
8. 悪口
「人の口に戸は立てられぬ」と同じように、スマートフォンから送信した文章は一所に留まりません。これは相手を「信じる、信じない」の問題ではなく、スマートフォンやネットの世界は完全にクローズすることのできない世界であることを教える必要があります。誰に見られても平気な文章しか送ってはいけません。
9. 悪ふざけ
一般に提供されているサービスを利用している限り、発信者を特定するこはできます。「匿名だからバレないだろう」という誤った認識をしないためのルールです。
10. 写真
インターネットの世界は広大で一度広がった写真や悪い情報は、あとで消すのは非常に難しいです。これで人生を狂わせた人が何人もいます。
これは自分の写真だけではなく、他人の写真も同じです。
スマートフォンは簡単に写真が撮れ、簡単に送信することができます。子どもが安易に裸などの写真を撮ったり、送ったりする事象が起こっています。ネットは誰でも覗けてしまうことを、認識させる必要があります。
11. 閲覧禁止サイト・検索
興味を持ちだす年頃ですが、性教育的には有害なサイトがほとんどです。また、ワンクリック詐欺や閲覧しただけでウィルスに感染するようなサイトも横行しています。フィルタリングだけでは全ての有害サイトを制限することはできません。ネット上の有害サイトの危険性を知ることが大事です。
12. 個人情報
知っていると、つい教えてしまいがちです。個人情報は安易に教えてはいけないことを、知っておく必要があります。
13. ゲーム
わが家には任天堂3DSやSwitchもあるので、これ以上ゲームがあるのも困りものです。原則スマホでのゲームは禁止にしていますが、待ち時間の暇つぶし程度は大目に見るというスタンスです。
14. パスワード
ときどきあなたのスマホを見ることもありますので、見られても良い使い方をしてください。
パスワードは誰にも教えてはいけません。パスワードを教えて何百万円もの被害に合った人もいます。親しい人や親友であっても教えないでください。もし、パスワードを誰かに知られた時は必ず相談してください。
フィルタリングアプリを入れているので、勝手にパスワードを変更することはできないのですが、パスワード(セキュリティ)の重要性やスマートフォンでこそこそ何かをすることの危険性を教えるために書きました。
15. 破損・紛失
スマートフォン契約会社の端末保障にも入っているのですが、物を大事に扱うことが大切です。
16. ルール違反
そして、落ち着いてからよく話しましょう。
以上が、わが家で決めたスマホ・ルールです。
原案は私が作りましたが、息子と相談しながら修正を重ね、最終的にこのようになりました。
多少はルールをはみ出すこともあるかもしれませんが、その都度、息子と話をすることが大事なのかなと思います。
うわぁ、嫌がらせもいいとこだな。
こんなルールガチガチにして。子供可哀想。
コメントありがとうございます。
bloo-d さんの仰ることも、ごもっともです。
ウチの息子も、よく文句を言っています。
ルールを決めたからといって、全てがその通りに進むこともなく、
お座なりになることも多いです。「今日だけは良いよ」と緩くして
しまうことも、いつもの事です。
そんなのでルールを決める意味があるのかとも思いますが、
息子との話のネタになるだけでも良いのかなと(喧嘩のネタにも
なりますが)。
今回 bloo-d さんからコメントをいただいて、再びこの件について
家族と話し合うきっかけにもなりました。
ありがとうございます。
ルール化するのが良いのかも含め、このルールについて今後も家族と
話し合っていきたいと思います。そして、ルール施行後の現状なども
このブログ内でご報告できればと思っております。
小学6年生の娘にせがまれて勉強しているところです。
色々なサイトを拝見しましたが、一番参考になりました。
素晴らしい御対応だと思います!
ありがとうございました。
“小6母”さん、コメントありがとうございます。
スマホやゲームの取り扱いについては、日々試行錯誤が続きます。
おそらく息子が大学生くらいになるまでは続くような気がします。
これも子供とのコミュケーションの一つだと考えていければなと思います。
娘にスマートホンを使わせるに際し、参考にさせて頂きました。色々なサイトや色々な人の意見を読ませていただきましたが、こちらの「我が家の16カ条」、よく考えられていると思います。妻と娘と相談しながら、ウチの16カ条を決めていこうと思います。
ありがとうございました。
お役に立てて良かったです。