車のバッテリー交換の時期を判断する電圧の目安と確実な確認方法

車のバッテリー交換の時期を判断する電圧の目安

ガソリンスタンドやカー用品店で「バッテリー交換の必要がある」と言われ、バッテリー電圧の数値を見せられて困った経験はないでしょうか。

この記事では、車のバッテリー交換の時期を判断する電圧の目安とバッテリーの寿命、確認方法について解説します。バッテリー交換で困った時の参考にしてください。

車のバッテリー電圧の正常値と交換目安

普通乗用車のエンジンを切った状態での

バッテリー電圧の正常値は 12.5~13V
です。

エンジンをかけた状態でバッテリーの電圧を測ると、13~14V になります。バッテリーの種類は「12V」となっていますが、実際の数値とは多少異なります。

正常値を踏まえて気になるのが、バッテリーの電圧がどのくらいになるとバッテリーを交換した方がよいかということです。

次の電圧の値がバッテリー交換のおおよその目安になります。エンジン停止時の電圧の値です。

正常
12.5~13V
そろそろ交換の時期
12.0~12.3V
バッテリー上りの危険(交換要)
12.0V未満

バッテリーの使用年数や車の使用頻度によっても異なりますが、バッテリー電圧が 12.5V未満になった時は、すぐにバッテリー上りを起こすわけではないものの、そろそろ交換を考えた方がよい時期になります。

バッテリー電圧が 12.0Vを下回ったら、エンジンがかからなくなる(バッテリー上り)可能性が高まりますので、バッテリーを交換した方が良いでしょう

注意
一昔前のバッテリーは劣化してくると、エンジンのかかりが悪くなったり、ヘッドライトが暗くなったりするような症状が表れたものですが、近年のバッテリーは性能が向上したことで、これらの症状が表れずに突然エンジンがかからなくなります(バッテリー上り)。ドライバー歴が長い方はご注意ください。

車のバッテリー寿命の目安

一般的に言われている、

バッテリー寿命は 3~5年
です。

バッテリーメーカーやディーラー、カー用品店などでは2~3年ほどで交換を勧めることもありますが、これはバッテリーの保証がだいたい2~3年なので、これを目安にしているのでしょう。

ただし、バッテリーの保証はバッテリーが壊れないことを保証するもので、バッテリーの寿命が2~3年ということではないですし、実際には3~5年どころか、5年以上も使えるケースも珍しくはありません。

したがって、一般的に言われているバッテリー寿命は 3~5年 ということになっています。

しかし、バッテリー寿命が短くなるケースもあります。
次のような場合は、バッテリー寿命を短くするので、注意が必要です。

  • 車の使用頻度が少ない
  • 近場のお買い物使用に限られる(ちょい乗り)
  • バッテリー上りを起こしたことがある

上記のような条件だと、バッテリー寿命が3年も持たないこともありますので、当てはまる場合はバッテリーをチェックすることをお勧めします。

バッテリー電圧を確実に確認するおすすめな方法

バッテリーの電圧を確認する方法としては、テスター(電気測定器)を購入して自力で確認することもできますし、ディーラーやカー用品店で計測してもらうこともできますが、筆者は自動車整備工場でチェックしてもらうことをおすすめします

自動車整備工場では、ほとんどが無料で対応してくれるようですし、たとえ手数料が発生する場合でも数百円から千円程度だそうです。近くの3つの自動車整備工場で聞いたところ、無料で対応してくれる工場が2ヶ所で、残りの1ヶ所は1,200円の検査料をいただくとのことでした。ただし、検査料の必要な工場は特定業者の車を扱う整備工場だったので、少し特殊だったかもしれません。

バッテリー電圧を確認するだけのことをディーラーには言い難いし、カー用品店では多少の劣化でも新しいバッテリーを勧められそうで気が引けると言う方は、ぜひ自動車整備工場を探してみてください。手数料のことや、バッテリーを外して持ち込みでのチェックはできない工場もあったりするので、電話で確認してからの方がよいかもしれません。

参考
自動車整備工場でバッテリー交換すると費用が“高い”というネットの書き込みをときどき目にすることがあります。カー用品店やネット通販を比較すると、確かにそうかもしれません。
カー用品店やネット通販ではバッテリー製品を大量に仕入れるので価格を抑えることができますが、自動車整備工場では必要な数だけしかバッテリー製品を仕入れないので、どうしても価格が高くなります。こうした物流の違いが「バッテリー交換費用が高い」というイメージにつながってしまうようです。
筆者も自動車整備工場でバッテリー交換をしたことがありますが、バッテリーと工賃含めてディーラーとほぼ同じくらいでした。車を持ち込んで10~15分ほどで交換してもらえますし、バッテリー製品の相談も聞いてもらえるので、個人的には満足しています。

アイドリングストップ車用バッテリーやハイブリッド車用バッテリーの寿命

アイドリングストップ車用バッテリーの寿命

アイドリングストップ車用のバッテリーは専用バッテリーで、バッテリー寿命は3年程度と言われています。アイドリングストップ車用バッテリーは標準品のバッテリーよりも高性能で耐久性もあるのですが、アイドリングストップ機能はバッテリーの消耗が激しいので、寿命的には標準品のバッテリーと同じくらいになります。

車の乗り方によって、バッテリー寿命が延びたり、短くなったりするのは、標準品のバッテリーと同じです。

標準品のバッテリーと異なり、アイドリングストップ車用のバッテリーはバッテリーの劣化を判断できるサインがあります。

バッテリー劣化のサイン
アイドリングストップ車はバッテリーが劣化してくると自動的に検知して、アイドリングストップ機能をオフにします。車種によって異なりますが、自動的にオフになると警告灯が付いたり、アイドリングストップ機能のランプが消えたりして、オフになったことを知らせますので、このサインが出たら、バッテリーの交換時期だと判断できます。

ハイブリッド車用バッテリーの寿命

ハイブリッド車には2種類のバッテリーが積まれています。一つはエンジンなどを動かす補機バッテリーと、もう一つは動力となるモーターを動かすための駆動用バッテリーです。

補機バッテリーの寿命はガソリン車の普通のバッテリーと同じなので、上述したバッテリー寿命の3~5年と同じです。

一方、駆動用バッテリーの寿命は各自動車メーカーごとに保証を設けていますので、その保証期間を一つの目安とすることができます。
例えば、トヨタ車の保証の条件は「新車を登録した日から5年間。ただし、その期間内でも走行距離が100,000kmまで(特別保証の場合)」となっています。したがって、バッテリー寿命は5年が目安となり、保証内であれば、ほとんどバッテリー寿命を意識する必要はないでしょう。

参考
駆動用バッテリーは、ガソリン車の普通のバッテリーと同じように考えない方が良いかもしれません。
駆動用バッテリーはメーカー保証が付いていますが、保証が切れた場合、バッテリー寿命で交換が必要になると、当然費用はユーザー負担となります。ハイブリッド車用バッテリーだとメーカーや車種にもよりますが、概ね15~30万円程度、EV(電気自動車)だと50~60万円ほどかかる場合もあるようです。ガソリン車のバッテリー交換とは金額的にかなりの差がありますから、感覚的には交換というよりも修理のイメージに近い気がします。
ハイブリッド車やEVを検討されるときは、ガソリン車とは違う費用が必要なことも、考慮した方が良さそうです。

車のバッテリー交換の時期を判断する電圧の目安 / まとめ

これまでバッテリー交換の時期について解説しましたが、実はバッテリー寿命を確実に判断する方法はありません。例えば、携帯電話やスマートフォンで、購入した当初はバッテリーが長持ちしていたのに、長年使っているとバッテリーの持ちが短くなってきます。しかし、バッテリーが全く使えなくなるわけではありません。
車のバッテリーも同様で、長年使っているとバッテリーは劣化しますが、これまでに説明した目安を過ぎても、使えることはあります。ただし、携帯電話やスマートフォンと違うところは、車のバッテリーの場合は劣化すると、突然バッテリー上りを起こしてエンジンがかからなくなってしまうことです。

最後に、突然エンジンがかからなくなって困らないように、バッテリーをすぐに交換した方がよい時期の目安をまとめておきます。

即交換の目安
  • エンジン停止時のバッテリー電圧が12V未満の場合(バッテリーの使用年数が3年未満であっても)
  • エンジン停止時のバッテリー電圧が12.0~12.5V未満でも、バッテリーの使用年数が4年以上経過している場合

バッテリーが上がった時の対処法についても解説していますので、こちらも参考にしてください。

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